タコ釣りボールとは!?どういう仕組みでタコが釣れるのか?

どうも!こんにちは!

タコ釣りボールの会で色々やってる やまやん です。

この記事ではタコ釣りボールについて、ちょっと踏み込んでお話したいと思います!

タコ釣りボールって何だ!?

「タコ釣りボール」とは、タコが大好きなエキスを特殊フィルムに包んだものです。

普通の状態だと、指で押しても破れません。


ただし、水に触れるとフィルムは徐々に溶けていき、

最後にはフィルムも完全に溶けきります。
海を汚さないためにも、分解性を意識しました。

こちらのボールは、エギなどと一緒にセットした専用容器の中に入れて使います。

ボール1個がすっぽり入る専用容器も作っちゃいました!

実際に海の中で何が起こる?

実際に海の中で何が起こるかというと、
底に沈んでから、フィルムが破れて、じわじわとエキスが海底に溶けていきます。

水槽の中での様子はこちら↓↓↓↓↓

水に触れたらすぐに溶け始めるわけではなくて、底に落としてからちょっとタイムラグがある感じを目指して設計しました。

なので、初めはこんな感じで容器は浮きます。

で、その後、フィルムが水に溶けていくと、(初めに1箇所穴があくような感じでじんわり)

中からエキスがふぁっさあああああって感じで出てきます!!

エキスは海水より重たいので、すぐに浮き上がってしまって、、、と言うことはありません。
みていただいたら、水槽の底が黄色くなっているのがわかるかと思います。

そして、潮の流れやエギをシャくることで、少しずつ拡散していく仕組みです。

底で強力な撒き餌ができるというところは画期的だと思っているのですがいかがでしょうか???

この案が出された時、私は正直「ふーん」って感じでしたが、色々とやっていく内に、このタコ釣りボールの魅力に嵌ってしまいました。

タコの吸盤は匂いを感じる力がすごい!!

そして、このエキスにはタコが大好きな旨味成分を入れているので、タコが寄ってくるという訳です。

この旨味成分はめちゃくちゃ試行錯誤を繰り返しました。

魚の撒き餌の情報はそれなりにあったりしたんですが、タコ、、、、

処方は”ハセピョン”が主に担当してくれました。

私はというと、とにかくタコについて良く知ろうと思い、色々と本を読みました。

簡単に一言で言うと、「タコヤバイ」です。

初め私は「こんなだだっ広い海の中に、10g程度の撒き餌をしたところでタコわからんやろ」という気持ちが捨てきれなかったんです。。。

”ふーさん”や”ヤギ先生”が「効果実感したわー」とか言われても、「いやいやいやいや」って感じでした。

 

ただ、タコの吸盤の持つ感知力というか、人間とは全然違った感覚で生きてるんだなーということを知ると、また違った視点が生まれてきたことも事実かなーと思います。

 

それに、私自身でその効果を目にしたというのも大きいです。

私の父は、趣味でボートを持っています。そして、タコ釣りも大好きです。

新商品は必ず試すし、自分で仕掛けを工夫したりもする人です。

なので、無理やりタコ釣りについていって、タコ釣りボールの試作品を使ってもらったりもしました。

その時に、色々とやってみたのですが、見事タコ釣りボールをつけてる竿からばかり上がって、結構感動したのを覚えています。

ただし、もちろん、タコボールを付けてたらいつでも釣れると言うわけではありません。

この日も、日の出と共に出港しましたが、1時間ぐらいはポイント探しつつ、移動したり、一匹も釣れない時間があったように思います。

私もタコ釣りボールに頼りすぎず、腕を磨くこともしつつ、タコ釣りボールにも頼りつつ、、と言う感じで上達したいと思ってます。

タコがいる海底で弾けろ!新アイテムタコ釣りボール!

タコ釣りボールのアイディアは、本当に面白いものだったと思うのです。

タコ釣りボールは、「株式会社タネ・マキ」という、私がいる会社で販売をしていきたいなーと思っています。

ただ、商品アイディアと開発技術は、「株式会社ウエ・ルコ」という、日用雑貨品を販売しているメーカーなんです。

なので、「水に溶けるフィルムで液体を包める」という技術はありました。

 

でも、中の液体と使い方が変われば、結構1からのスタートでした。

有効成分の配合バランスも難しかったし、容器も大変でした。

試験をするために、朝礼前に海水を汲みにいったりもしました。

 

新しい挑戦というのは胸躍るものです。

これからも、もっと精度の高いアイテムに仕上がるように頑張ります。

※タコ釣りは禁止されている地域もありますので、地域のルールを守って楽しみましょう!

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